自己破産した入居者とその対応経験談、その②
前回の続きです。
前回を見たい方は下記のURLをご確認ください。
http://uedatakako.hatenadiary.jp/entry/2019/03/05/002807
入居者さんは非常に深刻そうな声と表情でこう言いました。
払いたいのは山々ですし、 ご迷惑を掛けているのは分かっています。
でも。。。引越しの費用すら無いのです。 具体策はありせんが頑張りますので、 何とか待って頂けないでしょうか?
僕は考えました。
払っていただけるなら、願ったり叶ったりです。 しかしこの言葉には何度も裏切られてきています。 既にたまった家賃5ヶ月分。これ以上待つと、 この入居者は逆に債務を返せなくなる。
そう、優しさがこの人をダメにする。(ドラマ見たいですね)! と考えました。
よって答えはノーです。僕は心を鬼にしました。
毎月の家賃と追加で1万円かえしてください。 さもなければ出ていってくださいと通告しました。
この方が自己破産してもうすぐ2年です。 真面目に追加分の家賃も払ってくれています。関係も良好です。 但し毎月家賃は数日遅れます。
今でもこの当時の決断は間違いではなかったと僕は思っています。